ギアム、コキクサイ(Hopea pierrei)

フタバガキ科ホペア属(Dipterocarpaceae Hopea)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

ギアムまたはコキクサイとして知られるHopea pierreiは、フタバガキ科ホペア属に属する常緑高木であり、主にカンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア地域に分布し、特にカンボジアのカルダモン山地では比較的多く見られるが、他の地域では稀少であり、樹高は通常15〜30メートル、最大で40メートルに達し、幹径は50〜80センチメートル、稀に180センチメートルに及び、しばしば板根や支柱根を形成し、幹は直立またはねじれ、樹冠は球状である。
この樹種は主に低地の常緑熱帯雨林や砂質土壌のヒース林に生育し、標高1,000メートルまでの地域に分布し、若木の頃は日陰に耐性があるが、成長に伴い日照を必要とし、年間降水量は2,500〜5,000ミリメートル、平均気温は22〜32℃の熱帯モンスーン気候に適応している。
木材は高品質であり、建築材や家具材として利用されるほか、樹脂は地元で採取され、伝統的な医療や香料としても使用されるが、過去の化学戦争や過剰伐採、生息地の減少により、カンボジアでは個体数が著しく減少しており、IUCNレッドリストでは絶滅危惧種(Endangered)に分類され、ベトナムでは「脆弱種(Vulnerable)」としてレッドブックに記載されている。
保全のためには、森林再生や植林において適切な密度管理や植栽間隔の調整が重要であり、種子散布や自己間引きなどの生態的プロセスを考慮した森林管理が求められている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.82

強度

非常に高い強度で、重構造材や土木材料に適している

別名、現地名

ギアム、アイアンウッド、ヤカール

色調

辺材は帯黄褐色、心材は褐色または黄褐色で時々帯緑の陰色を伴う

木理と肌目

木理交錯、肌目はやや精、光沢のある木口面

木材の加工性

鋸挽きは困難ではなく、鉋削りは滑らかな仕上がりになるが、乾燥がやや遅い

木材の耐久性

非常に高い耐久性、白蟻や菌に対して抵抗力がある

用途

重構造材、船舶材、車両材、建築の柱類や根太、墙板など

取り扱い時の注意点

取り扱う際に木の内部が空洞の場合があり、古木は注意が必要

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