カプール[カポール](Dryobalanops lanceolata)

フタバガキ科ドリオバランオプス属(Dipterocarpaceae Dryobalanops)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

カプール(カポール)として知られるDryobalanops lanceolataは、フタバガキ科ドリオバランオプス属に属する常緑高木であり、主にボルネオ島の熱帯雨林に分布し、樹高は最大80メートル、幹径は2メートル以上に達することもある巨大な樹木で、葉は披針形で光沢があり、樹皮は灰褐色で粗く剥離し、心材は赤褐色から濃赤褐色、辺材は黄白色で明瞭に区別され、木理は通直またはやや交錯し、肌目は中庸からやや粗めで、気乾比重は0.64〜0.87程度で中程度の重さを持ち、加工性や仕上がりが良好で、耐久性は中程度から高く、特に防虫性があるため、建築構造材、床材、造作材、家具材、外装材、船舶材、橋梁材などに利用されるほか、樹脂には芳香成分を含み、伝統的には「ボルネオ樟脳(Borneo Camphor)」と呼ばれる香料・薬用成分(d-ボルネオール)を抽出するためにも採取され、かつては非常に高値で取引された希少資源であり、現在では過伐採と生息地減少の影響を受けており、IUCNレッドリストでは準絶滅危惧(Near Threatened)またはそれ以上の評価を受ける場合があり、持続可能な利用と森林保全の観点からFSC認証材の選定や伐採規制が重要視されている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.68

強度

非常に高い強度で、耐久性に優れた重硬材

別名、現地名

カプル、カポール、カフソウ

色調

淡い黄褐色から深い赤褐色、時間と共に色合いが濃くなる傾向がある

木理と肌目

直線的な木目で、美しい光沢を持ち、滑らかな触感

木材の加工性

切削性が良好で、接着性も高いが、硬さから加工時に設備に負担がかかる場合がある

木材の耐久性

非常に高い耐久性で、耐水性があり、虫害にも強い

用途

家具、内装材、建材、楽器、彫刻

取り扱い時の注意点

加工時に粉塵が発生しやすく、アレルギー反応が出る可能性があるため、適切な防護具を使用することが推奨される

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