カプール[カポール](Dryobalanops oblongifolia)

フタバガキ科ドリオバランオプス属(Dipterocarpaceae Dryobalanops)

カプール[カポール](Dryobalanops oblongifolia)の木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

カプール[カポール](Dryobalanops oblongifolia)の概要

カプール(カポール、Dryobalanops oblongifolia)は南洋材のフタバガキ科に属し、特に建材として利用される非常に強固で耐久性の高い木材です。その色合いは淡い黄褐色から赤褐色で、光沢があり美しい特徴を持ちます。木目は密で直線的であり、時には波状のものも見られます。加工には注意が必要ですが、仕上げ後の見た目は特筆すべきものです。耐腐朽性が極めて高く、虫害にも強いことから、高級家具や内装材、船舶の甲板、工芸品など幅広い用途で重宝されています。ただし、加工時に粉塵が発生しやすいため、適切な対策が求められます。全乾比重は0.72です。

原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。

説明

カプール(カポール)として知られるDryobalanops oblongifoliaは、フタバガキ科ドリオバランオプス属に属する常緑高木であり、マレーシア(半島部およびサラワク州)、インドネシア(スマトラ島およびカリマンタン島)に分布し、熱帯低地の混交フタバガキ林や湿地林、丘陵地の斜面など多様な環境に自生し、樹高は最大60メートル、幹径は1.5メートルに達し、厚い板根を形成し、樹皮は暗黄褐色で剥離性があり、葉は長さ6〜20センチメートル、幅4.5〜6.5センチメートルの狭長楕円形で、葉柄は5〜14ミリメートル、葉先は細長く尖り、花は白色で、腋生または頂生の円錐花序に6個まで付き、果実は長さ約3.5センチメートル、幅約2.7センチメートルの楕円形で、翼を持つ堅果であり、種子は食用として生で摂取されることもあり、木材は「カプール材」として流通し、心材は赤褐色からピンク褐色、辺材は黄白色で明瞭に区別され、木理は通直または交錯し、肌目は中程度で、加工性は良好であり、耐久性は中程度から高く、特に防虫性があり、建築構造材、床材、家具材、外装材、船舶材、橋梁材などに利用されるほか、新鮮な木材からは特有のカンフル様の芳香があり、樹脂は伝統的に香料や薬用としても利用されるが、過剰伐採や生息地の減少により、IUCNレッドリストでは1998年に絶滅危惧(Endangered)に分類され、持続可能な森林管理やFSC認証材の利用が求められている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.72

強度

非常に強固で耐久性が高く、特に建材として広く用いられる

別名、現地名

カプール、カポール

色調

淡い黄褐色から赤褐色の色合い、光沢があり美しい

木理と肌目

密で直線的な木目、時には波状の木目が見られる

木材の加工性

硬くて加工には注意が必要だが、仕上げ後の美しさは特筆に価する

木材の耐久性

非常に高い耐腐朽性があり、虫害にも強い

用途

高級家具、内装材、船舶の甲板、工芸品

取り扱い時の注意点

加工時に粉塵が発生しやすく、適切な対策が必要

本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。

南洋材(フタバガキ科)の関連木材