シクンシ科モモタマナ属(Combretaceae Terminalia)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ロックファー(Terminalia citrina)は、熱帯アジアの低地から沿岸林まで広く自生するフトモモ科の高木で、樹高は20~40メートル、直径1メートル以上に成長し、板根を伴うこともあり、灰褐色~茶褐色の鱗片状樹皮は内側が薄紅色や黄褐色で、葉は楕円形から披針形、縁は滑らかで茎先に互生、春に数センチの総状花序を付ける小さな褐黄色~淡緑色の花房を咲かせ、果実は楕円形でやや砲弾状、平滑な五稜形の角果で長さ2~7センチ程度に熟します。
木材は硬く重厚(比重約0.87)、耐久性が高いため、構造材、重建築用材、家具、船舶部材や防腐材、道具柄などに幅広く利用され、また薬用植物として果実や樹皮は渋味成分のタンニンを含み下痢、口内炎、利尿、心臓刺激などに伝統医療で用いられ、さらに喉の痛みや喘息、傷の消毒、歯のホワイトニングなど、さまざまな民間療法にも利用されてきたが、市場流通は限られ、現在は持続可能な採取と生息地保全が求められる重要種です。
南洋材
気乾比重: 0.87
非常に硬く、重く、安定した木材
カンボジアニオイ、ターミナル・シトリナ
心材は灰色または茶色がかった色合いに濃い紫褐色のストライプがある。揮発性のある鮮やかな黄色の白色の木部は、経年変化により淡灰褐色になる。
精細で滑らかな質感、木目は直線的
非常に加工しやすく、乾燥が良好で、硬いため、鋸や穴あけの際に注意が必要
耐久性があり、特に製材において虫害を受けにくい
建材、家具、ボートの製作、床材、梁、軒天井、スチールパイプの代替品としての利用
加工時には硬さのため作業に注意が必要で、適切な工具の使用を推奨
本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。