モラベ

シソ科ヴィテックス属(Lamiaceae Vitex)

モラベの木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

モラベの概要

モラベは南洋材に分類される非フタバガキ科の木材で、シソ科ヴィテックス属に属します。別名には、ブルネイやサバで呼ばれる「楡クリンパパ」、サラワクの「レバン」、および「トーマスニレ」があります。全乾比重は0.69で、強度は非常に堅いもののもろく、乾燥性に優れています。曲げ強度はギホー程度です。色合いは淡褐色から黄褐色で、辺材はやや明色です。木理は通直で、交錯することもありますが、肌理は細かく、光沢があります。加工性においては切削性が優れていますが、釘打ちは難しく、鉋仕上げは非常に高級です。耐久性は屋外構造物として非常に高く、ただし海中木食虫には抵抗力がありません。用途としては屋外構造物、床板材、家具材、船の竜骨、肋骨、鉄道枕木、彫刻、窓の骨組みなどに使用されますが、加工時には木屑が水を黄色に染めるため注意が必要です。

原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。

説明

モラベ(Vitex属)はシソ科に属し、特にVitex parvifloraとVitex cofassusが「モラベ材」として知られ、前者は東南アジア原産で家具、船舶、建築に用いられる耐久性の高い重硬木で、公園樹や防土保全林として植えられることも多く、後者はニューギニアや太平洋諸島原産で「ニューギニアチーク」として輸出され、建築やデッキ材に使われる耐候木材であり、両者とも心材は黄褐色から濃褐色で、寸法安定性や耐朽性が高く、害虫や腐朽にも強いため高級建材として高く評価され、またVitex parvifloraは伝統的に薬用(抗菌・抗炎症・創傷治癒など)や染料、チャストツリーとして知られる種も含む一方で過伐採により急速に減少し、以前は絶滅危惧種や準絶滅危惧種に分類されていたが、現在は保護努力や植林により種の保存状況は「軽度懸念」として見直されつつある

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.69

強度

非常に堅くもろいが、乾燥性が良好で、曲げ強度はギホー程度

別名、現地名

楡クリンパパ(ブルネイ、サバ)、トーマスニレ、レバン(サラワク)

色調

淡褐色から黄褐色、辺材はやや明色

木理と肌目

木理通直、交錯することもあるが、肌理は適度に細かく、光沢がある

木材の加工性

切削性は優れているが、釘打ちは難しい。鉋仕上げは非常に高級

木材の耐久性

屋外構造物としての耐久力が非常に高いが、海中木食虫には抵抗力がない

用途

屋外構造物、床板材、家具材、船の竜骨、肋骨、鉄道枕木、彫刻、窓の骨組みなど

取り扱い時の注意点

加工時に注意が必要で、木屑が水を黄色に染める

本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。

南洋材(非フタバガキ科)の関連木材