ヒルギ科ヤエヤマヒルギ属(Rhizophoraceae Rhizophora)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
バカウ(Rhizophora mucronata)は、ヒルギ科ヤエヤマヒルギ属に属し、東アジア・西太平洋およびアフリカ東岸の沿岸干潟や河口域の塩性湿地に広く分布する常緑中高木で、支柱根や気根を発達させて不安定な泥質土壌に適応し、生育環境ではしばしば林縁や純林を形成する。
葉は楕円形で裏面にしばしばコルク状のしこり(黒点)があり、花は白色で小ぶり、胎生の種子(プロパギュール)は着果と同時に発芽を始め、成熟後に水中に落下して新芽を形成して分布を広げる特徴がある。
木材は非常に重硬(気乾比重0.96〜1.17)で耐久性が優れ、水中・地中での利用にも適し、建築構造材、防波・橋梁用材、船舶部材、家具、フローリング、電柱、工具の柄、薪炭材に利用される一方、乾燥時には割れやすいため注意が必要である。
タンニン含有量の高い樹皮はなめし革や網・ロープの染色に使用され、伝統医学では下痢・出血・リウマチ・皮膚疾患などに対して用いられ、抗菌・抗炎症・止血効果も報告されている。
マングローブ林の浸食防止、防潮・高潮緩和、水質浄化、炭素貯蔵、生物多様性保全に穿すエコシステムサービスにおいて重要な種であり、IUCNレッドリストでは「軽度懸念(Least Concern)」とされ、沿岸域の自然再生や植林活動において中心的役割を果たしている。
南洋材
気乾比重: 0.89
高い強度があり、耐水性に優れるため、建材や海に接する用途に適している
バカウ、ブラックマングローブ
暗褐色から赤褐色、経年で色が深くなることがある
粗い木理があり、密度が高く重厚な質感を持つ
加工は比較的難しいが、切削性と接着性は良好で、耐久性が高い
非常に高い耐腐朽性を持ち、特に湿気の多い環境に適応している
建材、堤防、酢や塩の貯蔵タンク、炭素固定や環境保護のための植樹
木材が湿気を吸いやすいため、適切に乾燥させてから使用することが重要
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