カメレレ[カマレレ]

フトモモ科ユーカリ属(Myrtaceae Eucalyptus)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

カメレレ、カマレレとも呼ばれるEucalyptus degluptaは、フトモモ科ユーカリ属に属する高木であり、その特徴的な色彩を持つ樹皮から「レインボーユーカリ」や「レインボーガム」とも称され、フィリピンやインドネシア、パプアニューギニアを原産地として、紙の原料であるパルプを得るために世界中で広く栽培されている一方、北半球で自生する唯一のユーカリ属の種として、その樹皮は青、紫、橙、えび茶色など多彩な色合いを呈し、毎年異なる時期に外側の樹皮が剥がれることで内側の色鮮やかな層が顔を出すという独特の色彩変化を見せる点から鑑賞用としても人気を博し、成長速度が速く一部の地域では1年で3メートルも伸びることから特に注目され、また耐風性を有し、庭木としても多様に利用され、加湿が苦手で過湿を避け水はけの良い土壌を好むため鉢植えとしての管理や剪定が必要とされるなど、観賞用や実用面での広範な利用が進む一方、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいては脆弱(Vulnerable)と評価されているため、その保全にも注意が払われている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.6

強度

適度な強度だが、造林木はややもろく、釘打ち強度が弱い

別名、現地名

レインボーガム、Kamerere、Leda、Bagras、アママニット

色調

心材は淡赤褐色から赤褐色、辺材は白色〜帯桃白色

木理と肌目

木理は通直かやや交錯し、肌目はやや粗い

木材の加工性

加工は容易だが、乾燥中に蜂の巣状になる傾向あり

木材の耐久性

屋内での耐久力あり、屋外では腐朽に対して抵抗力が弱い

用途

内装材、家具、屋内建具、合板、パルプ原料

取り扱い時の注意点

乾燥時に注意が必要で、特に丸太のままの乾燥は困難

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