マメ科キシリア属(Fabaceae Xylia)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ピンカドー(Xylia xylocarpa)は、マメ科キシリア属に属する落葉性高木で、インド、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムなどの南アジアおよび東南アジアに広く分布し、樹高は20〜40メートル、幹径は最大で1.2メートルに達し、幹は直立で円筒形、時に板根を形成し、葉は二回羽状複葉で、花は小さな黄色から白色の花を球状に咲かせ、果実は10〜16センチメートルの湾曲した木質の莢で、内部に7〜10個の種子を含む。
この樹種は、乾燥した常緑林や混交落葉樹林、乾燥性フタバガキ林などの標高850メートルまでの地域に自生し、特に砂質や岩質の土壌を好み、乾季と雨季が明確な気候に適応しており、若木の成長は比較的速く、インドでは5年で平均5.7メートル、バングラデシュでは10年で16メートルに達することが報告されている。
木材は「ピンカドー」や「バーマ鉄木」として知られ、心材は赤褐色から濃褐色で、辺材は淡紅色から黄白色、木理は交錯または波状、肌目は中程度から粗く、気乾比重は0.88〜1.17(最大1.33)と非常に重硬で、耐久性に優れ、シロアリや海生ボーラーに対する抵抗性も高く、加工は困難で工具の刃を鈍らせやすいが、仕上げると美しい光沢を持ち、用途としては、橋梁、鉄道枕木、船舶、建築構造材、家具、フローリング、階段、手すり、彫刻、楽器など多岐にわたる。
また、樹皮や果実は地元の伝統医学で利用され、インドでは樹皮の粉末を蜂蜜と混ぜて咳や肺出血の治療に用いられ、タイでは象の傷の治療に葉が使われることがあり、さらに、若葉は食用とされ、種子は食用可能で、樹皮や葉にはタンニンが含まれ、染料や収斂剤としても利用される。
一方で、過剰伐採や生息地の減少により、ラオスやタイでは個体数が減少しており、持続可能な森林管理や再植林の取り組みが求められている。
南洋材
気乾比重: 0.84
非常に強く、高い強度を保持するが、加工が難しい
Pyinkado、クリンパパ、Burmese ironwood、Dudhi
辺材は帯黄色または明褐色、心材は帯赤褐色で、外気にさらすと暗色になる
木理は通直から組合い、肌理は適度に細かく均一
乾燥すると加工が堅く、困難になるが、未乾燥中の鋸挽きが推奨される
非常に高い耐久性を持ち、腐朽や白蟻、海中木食虫に対する抵抗力が強い
重構造用、港湾施設、杭、閉鎖材、石摺り柱、ウッドデッキ
未乾燥中の鋸挽きを推奨。乾燥後の加工は難しいので注意が必要
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