マメ科シンドラ属(Fabaceae Sindora)
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セペチール(またはセプター、学名Sindora spp.)は、主に東南アジアに広く分布するマメ科のシンドラ属に属する広葉樹であり、木材としての耐久性や美しい材面から、家具、造作材、建具、フローリング、内装材、装飾用材、突き板、トラックボディ、銃床など多様な用途に使用されており、特にマレーシア、タイ、カンボジア、スマトラ、カリマンタン、スラウェシ、ジャワなどでは約20種が知られ、地方や国によって「セペチール」「セペティア」「スーパ」などさまざまな呼び名があり、その中でも特に重要なのが、木理が通直もしくは浅く交錯し、心材が紅色を帯びた褐色から黄褐色、桃色から濃い赤褐色まで多様で、辺材が麦藁色であること、また硬さがやや硬から硬、腐食耐久性が中から強、磨耗耐久性が強という性質を持つ木材であり、このため、加工時には鋸挽や鉋掛けが中からやや困難であるなど注意を要するが、乾燥後は良好な仕上がりが期待できるため、適切な処理によって優れた建材として広く流通している。
南洋材
気乾比重: 0.65
軽軟材からやや重軟材で、木材の種類により強度は異なる
セペチール、セペティア、スーパ、シンドラ、シンドール、Gu、Go、Gomat
淡色で桃色を帯びるものから濃い紅色や赤褐色まで変化がある
木理は通直で、時にやや交錯。材面に軽い油性の感触がある
加工は少し難しいが、仕上がりは良好。乾燥はゆっくりと行うべき
一般的には低い耐久性で、特にヒラタキクイムシに弱い
家具(キャビネット、衣装だんす)、フローリング、楽器、箱、仏壇、軽構造材
加工時に辺材が大きくなることがあるため、樹種の判別が必要
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