センゴンラウト、モルッカンソー

マメ科フォルカタ属(Fabaceae Falcataria)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

センゴンラウト(学名:Falcataria moluccana)は、マメ科フォルカタリア属に属する熱帯性の落葉高木で、インドネシアのモルッカ諸島、ニューギニア、ビスマルク諸島、ソロモン諸島を原産とし、東南アジア全域および太平洋諸島で広く植栽され、インドネシアでは「センゴン」や「ジュンジン」、マレーシアでは「バタイ」、フィリピンでは「ファルカタ」、ハワイでは「アルビジア」とも呼ばれ、成長が非常に速く、最適な条件下では1年で7メートル、3年で15メートル、10年で30メートルに達することがあり、樹高は最大で40メートル、幹径は1メートル以上に達し、幹は通直で、枝下高が高く、葉は長さ20〜40センチメートルの二回偶数羽状複葉で、各小葉は長さ10〜20ミリメートル、幅3〜6ミリメートルの鎌形を呈し、花はクリーム色から黄白色の小花が円錐花序を形成し、果実は長さ10〜13センチメートル、幅2センチメートルの平坦な莢で、15〜20個の種子を含み、風によって散布される。
木材は軽量で柔らかく、心材は白色から淡桃色、辺材との境界は若木では不明瞭だが、老木では明瞭になり、木理は直線的または交錯し、肌目は中程度から粗く、気乾比重は0.20〜0.49と低く、加工性に優れるが、耐久性は低く、シロアリや腐朽菌に対する抵抗性が乏しいため、防腐処理が推奨され、用途としては、合板、ベニヤ板、パーティクルボード、ハードボード、ブロックボード、木毛板、家具、内装材、軽量建築材、包装材、箱、パレット、マッチ、割り箸、木靴、玩具、楽器、紙パルプ、レーヨン原料などがあり、特にパルプ用途では、繊維が長く、漂白が容易で、強度の高い紙を製造できるとされる。
農業面では、窒素固定能力を持ち、葉や小枝の落葉が土壌に有機物とミネラルを供給し、土壌改良や肥沃度の向上に寄与し、コーヒー、カカオ、茶、パイナップル、バナナ、トウモロコシ、キャッサバ、バニラなどの作物と混植され、日陰樹や土壌改良樹として利用され、また、鶏やヤギの飼料、緑肥、薪炭材としても利用される。
一方で、成長が非常に速く、在来種を圧迫する可能性があるため、ハワイやアメリカ領サモアなどの太平洋諸島では侵略的外来種とされ、また、風に弱く、枝や幹が折れやすいため、台風の多い地域では植栽に注意が必要であり、さらに、サビ病菌(Uromycladium falcatarium)やシロアリ、幹穿孔性昆虫などの病害虫被害も報告されている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.31

強度

軽量で中程度の強度、特に直線的な木材として加工しやすい

別名、現地名

モルッカンアルビジア、センゴン、サラワク、ジェウジン、アイサムトゥコ、バタイ、ケロシンツリー、タマリギ

色調

淡いタン色から明るいベージュ色の木材、経年により色が深くなる

木理と肌目

長い繊維を持つ木材、木理は直線的で滑らか

木材の加工性

切削性が良好で、加工しやすく、接着性も優れるが、木材の断裂に注意が必要

木材の耐久性

耐腐朽性は低く、虫害にはやや敏感です

用途

パレット、木製ボックス、マッチ、チョップスティックの製造、合板やベニヤ合板の生産、火木としても広く使用される

取り扱い時の注意点

加工時に木目の方向に注意が必要、匂いが発生する場合があるため、作業時の換気を推奨

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