ゲロンガン

オトギリソウ科クラトキシルム属(Crataxylon Cratoxylon)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

ゲロンガン(Cratoxylum arborescens)は、オトギリソウ科クラトキシルム属に属する常緑高木で、東南アジアのマレーシア、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、ミャンマー、タイ、フィリピンなどに分布し、低地の熱帯雨林、泥炭湿地林、ケランガス林、淡水湿地林など多様な環境に生育し、標高0〜1,800メートルの範囲で見られ、樹高は通常18〜50メートル、最大で60メートルに達し、幹径は0.45〜0.65メートル、時に1.2メートルを超えることもあり、樹皮は灰色から赤褐色で鱗状、葉は革質で光沢があり、長さ5.5〜19.5センチメートルの楕円形で対生し、花はピンクから赤色の5弁花で、枝先に円錐花序を形成し、果実は成熟すると3裂し、翼を持つ種子を多数放出する。
木材は「ゲロンガン」または「セルンガン」として知られ、心材は淡桃色から赤褐色で、辺材は黄白色から淡桃色、木理は直線的で、肌目は中程度から粗く、気乾比重は0.50〜0.81、加工性に優れ、乾燥も速く、収縮率は接線方向で4.2%、放射方向で2.2%と高めで、耐久性は低く、保存処理が推奨されるが、保存剤の浸透性は高く、処理が容易であり、用途としては、家具、内装材、合板、箱、梱包材、マッチ箱、アイスクリームスティック、玩具、靴底、カヌー、棺、パルプなどが挙げられ、特にパルプ・製紙用途では繊維長が長く、品質クラスIIに分類され、引張強度や折り曲げ強度、引裂き強度に優れた紙を製造できるとされる。
また、ゲロンガンは、塩分や風、痩せた土壌に強く、海岸浸食の抑制やアグロフォレストリーに適しており、IUCNレッドリストでは「軽度懸念(Least Concern)」に分類され、広く栽培されている。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.43

強度

強度は中程度で、加工しやすく、欠点は少ない

別名、現地名

オドム、セランガン、セルンガン、Gerunggang、Gonggang、Indian cherry、Mapat、Mulu、Salinggogon、Selunus、Serungan

色調

心材は淡桃色から赤橙褐色、辺材は淡黄白色

木理と肌目

木理は粗く交錯し、波状になることがある

木材の加工性

加工がしやすく、特に防腐剤の注入が容易

木材の耐久性

耐朽性は低いが、防腐処理がしやすい

用途

合板、家具、パレット、梱包材、一般製材品

取り扱い時の注意点

シリカを少量含むため、加工時に注意が必要

本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。