テリハボク科テリハボク属(Calophyllaceae Calophyllum)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ビンタンゴールまたはカロフィルム(Calophyllum inophyllum)は、テリハボク科テリハボク属に属する常緑高木で、東南アジア、南太平洋諸島、インド、アフリカ東部、オーストラリア北部などの海岸地域に広く分布し、日本では南西諸島や小笠原諸島に自生し、沖縄では「ヤラブ」や「タマナ」とも呼ばれ、防風・防潮林や街路樹として利用される。
この樹木は樹高10〜25メートルに達し、広がる樹冠と厚く灰褐色の樹皮を持ち、葉は光沢のある革質で、長さ9〜18センチメートルの楕円形をなし、年に2回、芳香のある白い花を咲かせ、直径2〜5センチメートルの緑色の球形果実を実らせる。
木材は「ビンタンゴール」や「マストウッド」として知られ、心材は桃褐色から赤褐色、辺材は淡黄白色で、木理は交錯し、肌目は粗く、気乾比重は0.50〜0.81とやや重硬で、家具、建築材、船舶部材、楽器、ゴルフクラブのヘッドなどに利用されるが、耐久性はあまり高くないため、用途に応じた注意が必要である。
また、果実の種子から得られる「タマヌオイル」は、抗菌・抗炎症・創傷治癒作用を持ち、スキンケア製品や外用薬、石鹸、バイオディーゼル燃料として利用され、伝統医学では樹皮や葉、根の抽出液が皮膚病やリウマチ、月経不順などの治療に用いられてきた。
さらに、塩分や風、痩せた土壌に強く、海岸浸食の抑制やアグロフォレストリーに適しており、IUCNレッドリストでは「軽度懸念(Least Concern)」に分類され、広く栽培されている。
南洋材
気乾比重: 0.62
高い強度を持ち、耐摩耗性に優れるが、割れやすさが見られる
ヤラボ、ヤラブ、ヤナブ、タラブ(沖縄)、ドクギ(与論島)、タマナ(小笠原)
明るい茶色から赤褐色で、経年による色の深まりが特徴
均一で美しい木目、光沢があり、滑らかな質感を持つ
比較的加工しやすいが、硬いため刃物の摩耗に注意が必要
非常に高い耐久性を持ち、腐朽や虫害にも強い
家屋、丸木舟、道具の材料、化粧品原料、バイオディーゼル燃料
加工時に出る油分に注意が必要で、換気を行うことが望ましい
本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。