ジンチョウゲ科ゴニスティルス属(Thymelaeaceae Gonystylus)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ラミン(Gonystylus bancanus)はジンチョウゲ科ゴニスティルス属に分類される木であり、特に東南アジア地域であるフィリピン、マラヤ、スマトラ、ニューギニアに自生しており、その木材は均一な乳白色から淡黄白色を呈し、直通または浅く交錯した木理を持ち、適度に緻密で耐久性が高いため家具、モールディング、額縁、そして玩具に至るまで様々な製品に利用されているが、ラミンを含むゴニスティルス属の複数の種はワシントン条約附属書IIに記載されており、特にラミンは近絶滅種としてIUCNレッドリストで評価されており、その原因には1980年代から2000年代初頭にかけての大規模な木材伐採や泥炭湿地林の開拓による生育環境の著しい悪化、生長速度の遅さなどがあるため、国際的な取引には輸出入許可が必要とされ、現地では持続可能な伐採を目指してクオータ制や伐採後の植林が行われている。
南洋材
気乾比重: 0.61
適度に堅く、圧縮強度や曲げ強度が高いが、釘打ちは工夫が必要
レッドアッシュ(カナダ)、Ahmin(マレーシア)、Grogoli、Lantunan-Bagio(フィリピン)など
淡黄色から薄い茶色、経年により変色する可能性がある
木理通直で、肌理は適度に細かく、滑らかな仕上がり
加工性が良好で接着性も高いが、厚い材料は割れやすい
耐朽性は低く、特に外部での利用には不向き
内部装飾、家具、指物、器具、額縁の枠、フローリング
加工時に特有の匂いが出るため、換気を行い、適切な保存状態が求められる
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