キョウチクトウ科ジェルトン属(Apocynaceae Dyera)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ジェルトン(Dyera lowii)は、キョウチクトウ科のDyera属に属する広葉樹で、学名はDyera lowiiまたはDyera costulataとして知られ、ボルネオやマレーシア、インドネシアなどの東南アジアに自生し、特にカリマンタン、マレーシア半島、サバ、サラワク、マラヤ、スマトラなどでその存在が確認されていますが、ニューギニアやフィリピンでは見られません。
この木材は散孔材で合弁花類(被子植物)の特性を持ち、特に乳液を多く含むため、幹や枝を傷つけると白い乳液が流れ出し、この乳液は天然チクルとしてチューインガムの原料になります。
ジェルトンの木理は通直からほぼ通直で、辺材と心材の境目が不明瞭であり、木目はやや粗いから緻密なものまで変化し、硬さは中庸から軟で、腐食耐久性や磨耗耐久性は弱い性質を持ち、気乾比重は0.38~0.50の範囲にあり、そのため比較的軽量な木材と考えられています。
加工性に優れ、鋸での切断や鉋掛けが容易で、乾燥も容易に行えるほか、糊付け接着性にも優れているため、家具製造や合板、模型材、引出しの側板、ハイヒールのかかと、下駄材、鉛筆材など多様な用途に利用され、心材と辺材は白色から黄白色、麦わら色、淡黄白色、黄褐色といった明るい色も持ち、光沢があるものの古くなると部分的に黒ずむことがあります。
また、製材後のオガクズ除去や早期の人工乾燥処理が必要で、木材の板目面には乳跡(樹液孔)が大きなレンズ状の孔として現れる特性があり、湿潤地帯ではカビが付着すると青く変色することがあります。
虫食いが起こりやすく、需要に対する輸入量が少なく、市中在庫量は常に不足気味であり、そのため価格はやや高めで、無節材の場合、2000x210x34㎜のサイズで35万円/㎥という高価な木材です。
このため、国内ではプライウッドに似た特性から需要が高く、加工品として使用されることが多い木材です。
南洋材
気乾比重: 0.34
中程度の強度で、比較的軽量
ジェルトン・サワ、スワンプジェルトン
クリーム色から淡い黄色で、経年により darkerになることがある
細かい木理を持ち、まっすぐで滑らかな木肌
切削性が良好で、接着性も優れているが、乾燥には注意が必要
中程度の耐久性で、通常の環境下では問題ないが、湿気には弱い
家具、彫刻、鉛筆、合板、パルプ、チューインガム用ラテックス
加工時に樹液が出やすいため、取り扱い時には注意が必要
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