ダオ、ニューギニアウォールナット

ウルシ科ドラクントメロン属(Anacardiaceae Dracontomelon)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

ダオ(Dracontomelon dao)は、ウルシ科ドラクントメロン属に属する常緑高木で、東南アジアから南太平洋にかけて広く分布し、特にフィリピン、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアなどの熱帯雨林に自生し、樹高は最大55メートル、幹径は最大1.5メートルに達し、直立した円筒形の幹と最大5メートルに及ぶ板根を持ち、葉は羽状複葉で枝先に集まり、若葉はピンク色で、成熟すると光沢のある緑色となり、花は白色で芳香があり、長さ0.6メートルまでの下垂する円錐花序に多数咲き、果実は直径2.5〜4センチメートルの球形の核果で、熟すと緑から黄色に変化し、種子は5つの室を持ち、ラオスやタイでは「五仏(phra chao ha phra ong)」と呼ばれ、神聖視される。
果実は食用で、ベトナムでは料理の酸味付けやシロップ、乾燥菓子として利用され、種子の仁も炒って食べられ、パプアニューギニアでは若葉や花を野菜として調理される。
木材は「パルダオ(paldao)」や「パシフィックウォールナット」として知られ、心材は灰色、緑黄色からクルミ色で、黒褐色の縞模様を持ち、比重は330〜790kg/m³、加工性に優れ、家具、ベニヤ、内装材、床材、楽器などに利用されるが、耐久性は低く、シロアリや菌類に弱いため、保存処理が推奨される。
樹皮、葉、花は伝統医学で下痢や皮膚炎の治療に用いられ、フィリピンでは子宮内膜排出を促すために煎じ薬として使用される。
また、フィリピンの大学ではランドスケープツリーとして植栽され、象徴的な存在となっており、ラオスやタイでは種子が魔除けや装飾品として珍重される。

原産地

南洋材

比重

気乾比重: 0.52

強度

中程度の強度で、一部では弾力性がありますが、全体的にはそこまで耐久性が高くない

別名、現地名

パシフィックウォールナット

色調

心材は灰色がかった緑黄色から胡桃色まで、暗い茶色の帯模様や細い筋が入ることがある

木理と肌目

まっすぐまたは交錯した木目で、質感は中程度に粗く、光沢がある

木材の加工性

切削性は比較的良好で、接着性にも問題はないが、木目に注意が必要

木材の耐久性

耐久性はあまり高くなく、しっかりとした保護がなければ腐朽しやすい

用途

ベニヤ、家具、合板、箱、マッチ、内装材、軽いフレーム

取り扱い時の注意点

樹液が刺激性や毒性を持つ場合があるため、取り扱いに注意が必要

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