マツ科トウヒ属(Pinaceae Picea)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ヒメバラモミ(Picea maximowiczii)は、マツ科トウヒ属に属する日本固有の常緑針葉樹で、長野県と山梨県の県境に位置する八ヶ岳や南アルプス北東部に特有の分布を見せ、通常標高1,000〜2,000mの山地帯上部から亜高山帯下部にかけて他の樹木とともに森林を構成し、球果は4.5〜5.5cmの長さで細かい違いがあるものの、それ自体は比較的小型で密に付き、ひし形の断面を持つ硬い針葉を持ちながらも日本の中部山岳地帯に生育する数少ない希少種として知られ、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されているが、個体数が少なく母樹数も千に満たないと推定される中で、その分布域では深刻な衰退が進行しており、特に森林伐採やカラマツ植林といった人為的影響、さらには鹿による生態的なダメージが原因となって地域個体群の減少や遺伝的多様性の低下を引き起こし、地史的にはかつて氷河期に日本列島全体に広範囲で生息していたものの、現在は温暖で湿潤な気候に適応しきれておらず減少している可能性があるが、環境への耐性を持つ可能性も示唆されており、実際には茨城県つくば市や東京都八王子市において温暖な気候下で順調に生長を遂げた例も見られるため、将来的にはその耐性を活かして造林や造園樹として利用される可能性も考えられ、現在においてはその貴重な個体群を保全するために適切な保護林の指定や現地外保全の強化、更新サイトの光環境改善やシカ害対策を含めた様々な取り組みが進められている。
国産材
気乾比重: 0.44
中程度の強度で、衝撃に強い
アズサバラモミ
灰褐色で、経年により色が深まり風合いが増す
細かい木理で滑らか、年輪が目立つ
切削性は良好だが、乾燥が難しいため注意が必要
耐久性は中程度で、腐朽に対してはあまり強くない
建築材、家具、工芸品の材料として使用される
加工時に粉塵が出やすいため、マスクの着用を推奨
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