ヒノキアスナロ、ヒバ

ヒノキ科アスナロ属(Cupressaceae Thujopsis)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

ヒノキアスナロはヒノキ科アスナロ属に属する日本固有の針葉樹であり、その学名はThujopsis dolaburata var.hondaiで、一般的には北方系のヒバとして知られ、「青森ヒバ」としても特に有名で、主に青森県を中心に北海道南部から関東北部に掛けて分布するこの樹種は、1901年に日本で最初の林学博士として名高い本多静六により従来のアスナロとの相違が発見され、民間植物学者の牧野富太郎によって命名され、奈良時代からすでに神社仏閣や城郭建築において使用されており、中尊寺金色堂のように時を経た今でもその壮大な姿を保つものも存在し、耐久性や豊かな香り、抗菌および防虫作用に優れており、ヒノキチオールを多く含むことから建築材や家具材、さらにはエッセンシャルオイルとしても利用され、近年ではその耐久性と特徴を活かし、生活の様々な場面で製品が開発され、また、石川県では「アテ」とも呼ばれ、県木として指定されているため地域に密着した資源として森林経営にも重要視され、アスナロ由来の変種としても知られており、樹高30mに及ぶ高木として青森県では昭和41年に県の木に指定され、青森の下北半島や津軽半島に自然分布し、地域の壮大な針葉樹林の一部として豊かな自然を形成し続けています。

原産地

国産材

比重

気乾比重: 0.37

強度

中程度の強度で、優れた弾力性を持ち、耐久性が高い

別名、現地名

青森ヒバ、アテ

色調

薄い黄緑色から淡い茶色、経年により温かみのある色合いに変化

木理と肌目

細かく均一な木理、年輪がはっきりしており、質感は滑らか

木材の加工性

加工性は良好で、切削性や接着性に優れ、乾燥性も良好

木材の耐久性

非常に高い耐久性を持ち、特に耐水性や抗菌性があるため建材として人気

用途

建築材料、特に社寺仏閣、家具、木工品、漆器の木地

取り扱い時の注意点

加工時に特有の香りが強く出るため、換気を行うと良い

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