イチョウ科イチョウ属(Ginkgoaceae Ginkgo)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
イチョウは、イチョウ科イチョウ属の裸子植物であり、漢名では「公孫樹」と呼ばれ、早く成長する落葉高木で最大では樹高が30メートルに達することもあり、雌雄異株で雌株はギンナン(銀杏)を実らせるが、浄蔵寺の大イチョウは樹齢約400年とされ、太田市の堀口町にある浄蔵寺に存在する市指定天然記念物で、根回り14メートル、目通り12メートル、樹高24メートル、枝張り10メートルの雄株であり、雷により主幹が損なわれた結果、幹が多く分かれているものの樹形および樹勢は良好で、大きな乳状の呼吸根が垂れ下がっており、これは「ちち」とも呼ばれ、伝説によれば乳が出ない産婦がこの「ちち」を取って飲むことで乳の出が良くなるとされるが、この特異な大木は群馬県内においても非常に珍しい存在として認知され、昭和53年3月10日に市指定天然記念物として指定され、その後の市町村合併に伴う再指定が平成17年3月28日になされている。
また、龍光寺の大イチョウは富岡市にあり、樹齢は伝承によると400年で、龍光寺が現地に移転した際に宮崎村から移植されたとされる23.5メートルの高さを持つ巨木であり、富岡市の指定天然記念物としても保護されている。
国産材
気乾比重: 0.51
中程度の強度を持ち、反曲折裂が少なく安定性が高い
公孫樹、銀杏、ギンキョウ、ギンナン、オハツキイチョウ
淡い黄白色から高木に使用すると綺麗な緑色、経年により黄色に変化
通直な木理と精緻な肌目、年輪の差は少なく均一
加工性に優れ、切削性が良好で、乾燥性も高いが、品質にバラつきがあるため注意が必要
比較的耐久性は低いが、病虫害にも強く、火や大気汚染に耐える
家具、器具、建具、彫刻、学校の植栽や街路樹
異臭を放つ果実(銀杏)は扱いに注意が必要、食用部分は適量を守ること
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