コメツガ

マツ科ツガ属(Pinaceae Tsuga)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

コメツガ(Tsuga diversifolia)は、マツ科ツガ属に分類される常緑針葉樹であり、ツガ属は世界に9種存在し、そのうち5種がアジアに、4種が北米に分布している中、日本にはツガ(Tsuga sieboldii)とコメツガの2種が自生しており、このうちコメツガは日本固有種として青森県の八甲田山から愛媛県の石鎚山にかけて分布しており、その名称は新葉の形状が米粒に似ていることに由来しているとされ、コメツガは主に冷涼かつ夏季に降水量が豊富な地域に生育し、その中でも太平洋側の積雪が少ない地域が生育に適していると言われ、またコメツガは乾燥に対する耐性が低く、根が浅いため、湿潤な温帯を起源とするツガ属に属していることからも夏期に降水が多い地域を好むと考えられ、これらの特徴から亜高山帯に広がり、しばしばモミ属のシラビソ(Abies veitchii)やオオシラビソ(Abies mariesii)と共に優占種となることがあり、積雪が多い地域では岩塊地や尾根、倒木等を利用して生育するのに対し、積雪が少ない地域では緩やかな斜面や地表でも多くの稚樹が見られるため、この違いは積雪の影響を避けた場所での成長と積雪の少ない地域での自由な生育状況によるものであり、気候変動を受けて過去に北日本から消滅してしまったと考えられ、現在は北海道には生育していないものの、化石記録から新第三紀の温暖湿潤な時代には北海道にも分布していた可能性があり、最終氷期の寒冷乾燥な条件下で分布が中断されその後、再び北上することができなかったとされ、安全域から戻ることができなかったためと推測されている。

原産地

国産材

比重

気乾比重: 0.48

強度

高い強度で、耐久性に優れた木材

別名、現地名

米栂、Northern Japanese Hemlock

色調

淡い緑がかった茶色から灰褐色で、経年により深みが増す

木理と肌目

木理は直線的で滑らか、年輪が明瞭で木目が美しい

木材の加工性

切削性は良好だが、接着性に注意が必要、乾燥も容易

木材の耐久性

耐久性は高く、特に湿気に対する強い抵抗性を持つ

用途

家具、建材、楽器、インテリアの仕上げ材

取り扱い時の注意点

切削時に発生する粉塵に注意し、換気を行うことが推奨される

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