ニクズク科バイローラ属(Myristicaceae Virola)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
バイローラは中南米から産出される木材で、ニクズク科バイローラ属(Myristicaceae Virola)に属します。一般名称にはバナクやクロベクロビがあり、他にも多くの別名が存在します。全乾比重は0.37で、強度は中程度ですが、衝撃抵抗は弱く銘木に近い特性を持っています。心材は帯紅褐色から帯褐灰色で、辺材は明確に区別されません。通直な木理と均一な肌目を持つ一方で、乾燥操作時には干割れや狂いが生じやすく、注意が必要です。加工性に優れ、切削や型作りに適しており、多孔質であるため目止めが必要です。耐久性については腐朽や昆虫に対して抵抗力がありますが、防腐剤が容易に浸透します。主に単板、合板、バッテリーのセパレーターなどに利用されます。
原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。
バイローラ(Virola spp.)は中南米の熱帯雨林に生育するマチスチ科の大型樹木群で、多くは高さ20〜40 mに達し、根元が板根や支柱根で支えられ、光沢ある暗緑の単葉と黄色がかった小花序を特徴とし、果実には赤いアルイルに包まれた種子が鳥や霊長類に食べられ散布される種も含まれる。
木材は淡色の辺材とやや赤みを帯びる心材が明瞭に分かれ、比重は約0.52 g/cm³と軽量ながら強度・剛性は日常用途に十分で、直線的な木理と中〜粗い肌目により家具、パネル材、化粧単板、箱材、内装用仕上げ材、マッチ箱、合板の基材などに広く用いられ、加工性は高く、旋盤加工や接着も容易な一方で天然耐朽性は低く、乾燥時のチェックや干割れ、曲がりが起きやすいため、初期乾燥や防腐処理が重要である。
伝統利用としては、サポニンやアルカロイドを含む樹脂や果実が薬用や宗教的儀式、或いは幻覚作用を有するとされ、種子から抽出された油は石鹸やろうそくに利用される例もある。
CITESやIUCNの評価対象ではないものの、管理されていない乱伐や森林破壊によって一部地域で減少傾向が見られ、植林材や持続管理材として注目されている。
中南米材
気乾比重: 0.37
中程度の強度で衝撃抵抗は弱いが、銘木に近い特性を持つ。
バナク、クロベクロビ、レッドブラウンターミナリア、Baboenhout、Bogabani、Cajuco、Dalli、Mandalli、Kilikowa、Fruta colorado、lra Rosa、Joeliballi-Tataroe、Sangre、Ucuhuba、Virola Sebifera-Mouchigo rouge、Saint Jean rouge、Virola Kochnyi-Banak、Virola Bicuhyba、Virola Surinamensis
心材は帯紅褐色ないし帯褐灰色で、辺材は明確に区別されない。
通直な木理と均一な肌目を持つが、乾燥操作で干割れや狂いが生じやすい。
優れた加工性を持ち、切削や型作りに適する。多孔質であるため、目止めが必要。
腐朽や昆虫に対する抵抗力はあるが、防腐剤は容易に浸透する。
単板、合板、バッテリーのセパレーターなどに使用される。
乾燥時に表面水分が速やかに失われると干割れが生じるため、注意が必要。
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