カチボ

ジャケツイバラ科プリオリア属(Caesalpiniaceae Prioria)

カチボの木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

カチボの概要

カチボは中南米材で、ジャケツイバラ科のプリオリア属に属します。別名にはカテボ、Cativo、Cativo, Trementino、Anasamujer、Copachu(コロンビア)、Golden Aspen、Mountain Aspenがあります。全乾比重は0.45です。曲げ強さ、縦圧縮強さ、せん断強さに優れ、加工が安定しています。心材は中位から淡褐色で、辺材は帯紅白色からくすんだ色合いに変化します。木理は通直で肌理はやや細かく、黄金光沢のある外観が特徴です。加工は容易で仕上がりも良好ですが、乾燥中には崩壊しやすいです。耐久性はあまり高くなく、内部用途に限定されます。主な用途は内部の指物細工、家具、箱類、ベニヤ、運搬車の部品、およびドアや窓類です。乾燥時には崩壊の危険があるため、特に色の暗い材には注意が必要です。

原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。

説明

カチボ(学名:Prioria spp.、Prioria balsamifera や Prioria copaifera など)はマメ科クンパシア亜科に属する熱帯域の巨木で、中央アフリカや中南米の低地熱帯雨林や河川沿いの湿地帯に分布し、樹高は最大60メートル、幹径は70センチから1.8メートルに達することもあり、板根あるいは深く発達した根基部によって不安定な地盤にも耐えられることから林冠を突き抜けて直立する姿が印象的である。
木材は心材が黄褐色~褐色で辺材との境界は曖昧だが乾燥処理後は寸法安定性と強度が高く、建築構造材、床材、船舶部材、家具、合板、化粧ベニヤ、船底材、刃物や工具の柄、さらにはパラグアイやシエラレオネなどでは舟造時に薪材として利用されるほか、心材には防虫性を高める樹脂が含まれ、樹脂は照明や家具の保護用として照明・塗布にも応用され、地元では resina copal や spruce gum として知られる。
カチボ属には窒素固定根粒菌との共生基盤があり、森林土壌の肥沃化にも寄与するが、過剰伐採と生息地の破壊により Prioria balsamifera は IUCNで「絶滅危惧(EN)」、Prioria copaifera は「軽度懸念(LC)」または保護対象とされる地域もあり、野生資源の持続可能な管理と学術的調査、遺伝的多様性の保全と合法的木材取引の仕組みが強く求められている。

原産地

中南米材

比重

気乾比重: 0.45

強度

曲げ強さ、縦圧縮強さ、せん断強さが良好で、安定した加工が可能

別名、現地名

カテボ、Cativo、Cativo, Trementino, Anasamujer、Copachu(コロンビア)、Golden Aspen、Mountain Aspen

色調

心材は中位から淡褐色で、辺材は帯紅白色からくすんだ色合いに変化する

木理と肌目

木理は通直で肌理はやや細かく、黄金光沢がある外観

木材の加工性

加工容易で仕上がりが良好だが、乾燥中には崩壊しやすい

木材の耐久性

耐久性はあまり高くなく、特に内部用途に限定される

用途

内部の指物細工、家具、箱類、ベニヤ、運搬車の部品、ドアや窓類

取り扱い時の注意点

乾燥時に崩壊の危険があるため、特に色の暗い材には注意が必要

本サイトで使用している一部の画像は CC BY-SA 4.0 または パブリックドメイン のライセンスのもとで提供されています。 詳細は各画像の出典をご確認ください。

中南米材の関連木材