シュガーパイン

マツ科マツ属(Pinaceae Pinus)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

シュガーパイン(Pinus lambertiana)は北米、特にアメリカのカリフォルニア州に原産するマツ科マツ属の落葉樹で、世界最大の松として知られており、特にそのマツボックリの大きさが非常に大きく規格外であることや、樹皮からメープルシュガーのような甘い樹脂を分泌することから「シュガーパイン」と呼ばれ、日本語ではそのまま「砂糖松」や「サトウマツ」と訳されていることに特徴がありますが、この樹種は残念ながらベランダ栽培ができないため、露地栽培に適した環境が必要で日本全国で栽培が可能であることから、その栽培環境さえ整えば多くの土地で育ててくことができ、さらに種子の発芽適温は20℃、耐寒温度は0℃であり、耐暑温度は40℃にも耐えられるため、気候に対しても比較的強い耐性を持ち、直射日光が当たる場所でも順調に生育できることから、巨木に育つ特性を踏まえて長期間管理が可能な広い場所で育てるのが最適で、またその繁殖方法としては挿し木がとても簡単であり、木材としても有用でオーナメントにも利用されることから、一般家庭から商業的利用まで多岐にわたりその利用価値が高い樹種であると言えます。

原産地

北米材

比重

気乾比重: 0.37

強度

中程度の強度で、柔軟性があり、機械加工に適している

別名、現地名

サトウマツ、シュガーコーンパイン、グレートシュガーパイン

色調

淡いクリーム色から黄色味を帯びた色合いで、木の年齢による色の変化が見られる

木理と肌目

直線的で細かい木目、滑らかな質感を持つが、芯材の部分はやや粗い

木材の加工性

切削性に優れ、乾燥性も良好だが、木目に沿った加工が推奨される

木材の耐久性

適度な耐久性を持ち、防腐処理なしでは湿気に弱い

用途

家具、内装材、建材、楽器、スピーカーキャビネットなど

取り扱い時の注意点

強い樹脂の分泌があるため、加工時にビニル手袋を使用することが推奨される

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