ベイトウヒ、ウェスターンホワイトスプルース

マツ科トウヒ属(Pinaceae Picea)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

ベイトウヒとしても知られるウェスターンホワイトスプルースは、北米北部、特にカナダ西部を中心に生息するマツ科トウヒ属の常緑針葉樹であり、学名Picea glaucaを持ち、この樹種は北米の他のトウヒと同様に造作材や建具、家具、楽器材として広く使用されており、その心材は帯黄淡紅白色から白色または淡い黄褐色で、辺材は乳白色から白色であることが特徴で、木理は通直で肌目は緻密、軽量でありながらも適度な強度と弾力性を持ち、加工性も良好であることから、ピアノの響板やギターの表板、バイオリンの甲板などの楽器材として特に高い評価を受けているほか、マツ科特有の脂がほとんどなく無味無臭であるため、扱いやすい材としても知られていますが、腐食耐久性が弱いため防腐処理を施すことが一般的であり、このような特徴があるために、シロトウヒやカナダトウヒとも呼ばれ、スプルースの中では比較的小型で高さ30~50mに成長することが多く、生育環境としては日陰を好むことが多いとされています。

原産地

北米材

比重

気乾比重: 0.43

強度

中程度の強度で、特に衝撃に対する耐性が高い

別名、現地名

ホワイトスプルース、カナダスプルース、スカンクスプルース

色調

淡い黄色から淡褐色、日光により色合いが変わる

木理と肌目

均一で細かい木目、肌目は滑らか

木材の加工性

良好な切削性と加工性を有し、接着性も高いが、乾燥方法に注意が必要

木材の耐久性

中程度の耐久性、腐朽や虫害に対する抵抗力は限られている

用途

建材、家具、パルプ製品、クリスマスツリー

取り扱い時の注意点

一部の虫害に敏感であり、適切な管理が必要

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