マツ科モミ属(Pinaceae Abies)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ベイモミ、またはグランドファーと呼ばれるモミ属は、マツ科に属する常緑針葉樹で、北半球の温帯地域、特に北アメリカの太平洋沿岸部、カナダのブリティッシュコロンビア州からカリフォルニア州にかけて広く分布しており、シルバーファーやホワイトファーといった別名を持ち、樹高は40メートルから75メートルに達し、湿地によく生育し、樹皮は灰緑色で滑らかであり、特有の樹脂が溜まることがありますが、葉は魅力的な香りを放ち、木理が通直であることから加工性が良く、建築材や家具、クリスマスツリー、防臭効果のある香料用途に使用されることが多く、色調は白色から淡褐色で年輪が均一なため、装飾材としても人気がある一方で、耐久性や耐虫性にやや難があるため、地面に接する用途には向かず、心材と辺材の区別が不明瞭であるため、美しい木目を活かした製品づくりが可能であり、その他にも低価格で多用途に使われることから、北アメリカ産の木材として日本にも多く輸入されています。
北米材
気乾比重: 0.39
中程度の強度で、分割や木屑になりにくい特性がある
グランドファー、低地白モミ、バンクーバーファー、オレゴンファー
淡い赤褐色から灰色、時に紫色を帯びる
細かく非樹脂状の質感で、滑らか
切削性が良好で、乾燥しやすく、接着性にも優れる
耐朽性は高いが火災や腐敗に対しては弱点がある
構造材、紙製造、パッキングクレート、家具
火災や湿気に注意が必要で、虫害にも注意を要する
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