オニグルミ

クルミ科クルミ属(Juglandaceae Juglans)

木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

説明

オニグルミは、クルミ科クルミ属の落葉高木で、学名はJuglans mandshuricaとされ、日本の北海道から九州にかけて自生し、湿度の高い谷筋や川沿いに多く見られますが、特にその殻の硬さから「鬼」という名前が付けられており、この特徴的な殻はリスや猪などの野生動物にとって重要な食料源である一方で、人間にとっては未成熟な実が塩漬けのピクルスとしても利用され、また独特の豊富な油分を含む種子(仁)は栄養価が高く、オメガ3脂肪酸が多く含まれることから健康食品としても注目されています。
加えて、この木は雄花と雌花が同じ株に咲く雌雄同株ですが、それぞれの花が異なる時期に咲くことで自家受粉を避ける仕組みを持っており、雄花は緑色の長い房状に下垂して多数の雄蕊を持ち、雌花は赤い二股の雌蕊を上に向けて立ち、受粉後に実が成長するとその重さで垂れ下がってきて、秋になると成熟した実が茶色になって落ち始めます。
川沿いに落ちた実は流れで移動し下流で芽吹くことが多く、人々の生活においては古代から食用として利用され、栄養補給や薬用効果があるとされ、特に滋養強壮やコレステロール低減効果があるとされ、さらには樹皮や葉も通経や発毛促進に活用されるなど、その実用価値は高いのですが、同時に庭園などではその根が放つアレロパシー効果により他の植物に影響を及ぼすため注意が必要とされており、文化的にはクルミ材が美しい木目を持ち家具や工芸品に用いられてきた歴史があり、その優れた加工性と色合いから世界三大銘木に数えられています。
このように、オニグルミは自然界の中で多様な役割を果たし、人間や動物にとって価値のある資源であるうえ、環境との調和を考慮しながら利用と保護が求められています。

原産地

国産材

比重

気乾比重: 0.47

強度

非常に強いが加工時に注意が必要で、重さがあるため取り扱いには配慮が必要

別名、現地名

日本胡桃、マンシュウグルミ、カラフトグルミ

色調

心材は赤褐色、辺材は黄白色で明瞭な境界を持つ

木理と肌目

年輪は不明瞭だが散孔材で、一般的に木理は滑らか

木材の加工性

加工性に優れ、狂いが少なく仕上がりが良好だが、堅いため切削には注意が必要

木材の耐久性

耐久性が高く、虫害には比較的強いが、外部の湿気には注意が必要

用途

家具、内装、床材、建築用材、彫刻や楽器の材料

取り扱い時の注意点

殻が非常に堅いため、加工時には専用の器具を使用すること、またアレロパシーがあるため、他の植物に影響を与える可能性がある

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