アサ科ムクノキ属(Cannabaceae Aphananthe)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ムクノキ(Aphananthe aspera)はアサ科ムクノキ属に属する落葉高木で、日本においては本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布し、中国、台湾、韓国、ベトナムなどの東アジア地域にも広く自生しています。
この樹木は高さが最大で25メートルに達し、樹皮は褐色から灰褐色で、表面がザラザラしていて縦に亀裂が入っています。
葉は卵形から卵状楕円形で、基部が不対称で広楔形から心形に近い形をしており、縁には鋭い鋸歯があり、葉全体に短く硬い毛があるためザラザラとした手触りになっています。
ムクノキは雌雄同株で、4月から5月にかけて小さな淡緑色の花を咲かせ、雄花は新しい枝の下部の葉腋に、雌花は上部の葉腋に単生します。
10月には紫黒色の果実が熟し、甘味がありますが、果肉の色と香りにはあまり魅力がなく、果実は球形から卵状球形で、花被と花柱が宿存する特徴があります。
ムクノキは古くから神木として崇められ、日本各地でその巨木や老木がご神木として鎮座していることが多く、東京の瀧野川八幡神社にもそのような神木が存在しています。
この木の葉にはややザラザラとした質感があり、その昔、葉を乾燥させてやすりのように利用されていたことや、生薬名「糙葉樹」(ゾウヨウジュ)として鎮痛作用があることも知られています。
樹木としては日当たりの良い平地や斜面に好んで生育し、その風格ある姿から銘木としても人気が高く、多くの地域で親しまれています。
ムクノキはかつてニレ科(Ulmaceae)に分類されていましたが、現在はアサ科(Cannabaceae)に分類が修正され、植物分類学の進展に伴い所属が変わった植物の一例です。
国産材
気乾比重: 0.73
やや堅固で粘りがあり、ある程度の強度を持つが耐久性は低め
椋、ムク、ムクエノキ
淡灰褐色から茶褐色まで、経年により変化することもある
ざらついた質感で、細かい木目が特徴的
加工は容易だが、耐久性が低いため注意が必要
比較的耐久性が低く、腐朽に注意が必要
建築材、器具材、運動具、漆器の木地、道具材
耐久性が低いため、湿気の多い場所での使用は避けるべき
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