ヤナギ科ヤナギ属(Salicaceae Salix)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
ヨシノヤナギ(Salix yoshinoi)は、日本固有の落葉高木で、主に本州の近畿地方以西から四国の河原に自生し、雌雄異株の性質を持ち、高さが25メートルに達することもある比較的大きな樹木であり、樹皮は灰褐色で、裸材には隆起条は見られず、新たに伸びる枝は緑褐色で細く、先端部には灰色の毛が密生しているのが特徴で、葉は互生して枝に螺旋状に付着し、披針形で長さ4〜8センチメートル、幅1〜2センチメートル程度の大きさで、縁には浅く細かい鋸歯があり、新葉の縁は巻かず、葉は革質で、表面は緑色、裏面は黄緑色でやや光沢がある上、両面の主脈上には灰白色の短毛が見られ、葉柄にも灰白色の毛が密生し、托葉は線形で長さ0.5センチメートルと小さく、葉が展開する3〜4月の花期には尾状花序を斜上してつける雄花序は長さ2〜3センチメートル、幅約0.7センチメートルの円柱形で、雄しべは2本で葯は黄色、雌花序は長さ1〜1.2センチメートル、幅約0.5センチメートルの長楕円形で、子房には白い毛が密生し、果実は蒴果が集まった複合果で、5月に熟し裂開することから、葉の形状が狭楕円形から披針形であり、枝が分岐点で折れやすいという共通点から「オオタチヤナギ」や「ジャヤナギ」、「コゴメヤナギ」といった他のヤナギ属植物と類似しているものの、見分け方には「ヤナギ属の検索表」や「類似種の見分け方」などが参考となること、そしてその名前は発見者である吉野善介にちなんで名付けられたことが伝えられています。
国産材
気乾比重: 0.48
適度な強度で、弾性があり、加工しやすい
吉野柳、ウラジロヨシノヤナギ
樹皮は灰褐色、木材は淡い色合いから濃い色合い
細かくランダムな木目、滑らかで均一な肌理
切削性が優れており、乾燥性も良好だが、硬さには注意が必要
耐久性は中程度で、適切な管理を行えば虫害に耐える
家具、造園、工芸品、木工品
加工時に表面の硬さに注意、切削後の仕上げを丁寧に行うこと
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