センダン科センダン属(Meliaceae Melia)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
センダン(Melia azedarach)は、センダン科センダン属に属する落葉高木であり、日本の四国、九州、沖縄、中国、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、ラオス、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなどに広く分布し、主に海岸近くの向陽地に生育しますが、特に日本では伊豆半島以西にも自生するという説がある一方で、本州のものは植栽とする見解も存在しています。
センダンは5月から6月にかけて円錐花序に淡紫色の花を咲かせ、直径約2センチの花は5枚の花弁を持ち、10個ある雄しべの花糸は合着して濃い紫色の円筒状になることが特徴です。
果期は10月から12月で、果実は長さ約1.5〜2センチの楕円形で黄色く熟し、核には縦に5列の溝があり、細長い種子を含みます。
樹皮は赤褐色で縦に粗く割れるため、切れ込みの目立つケヤキに似ているため別名でサツマケヤキとも呼ばれ、見た目とは異なり乾燥すると軽く加工性に優れています。
また、この木は香りの美しさで知られるビャクダンとは異なり、古代中国の故事では本来はオウチと呼ばれ苦味成分を利用して駆虫剤として用いられたとされ、中国では楝(lian)としても知られています。
センダンの葉は2~3回の奇数羽状複葉、卵状楕円形の小葉には不ぞろいな鈍鋸歯があり、樹木自体は高さおおよそ5〜10メートルで、条件が良ければ20メートルに達することもあり、成長も早く、木目が大柄で野生化も確認されています。
さらに、核果は渋く、人間が食べると中毒を引き起こすため注意が必要ですが、センダンの実を食すことができる鳥にはムクドリ、ヒヨドリ、ツグミなどが含まれます。
このように、センダンは天然素材として建材や薬品として古来より利用されてきた歴史があり、その育成と利用の歴史から木材業界ではケヤキの代用品とされることもありますが、独自の特性を持つと共に、地域ごとの風習や生態系において異なる役割を果たしているのです。
国産材
気乾比重: 0.58
中程度の強度で、耐久性があり、建築材として適している
オウチ、アミノキ、苦楝子
薄い栗色から赤褐色で、光沢がある
木目は直線的で、年輪が整っており、滑らかな肌触り
切削性は良好で、乾燥する際には割れにくいが、接着性には注意が必要
比較的耐久性が高く、虫害に対しても一定の抵抗性がある
家具、建材、楽器、工芸品、数珠
果実にサポニンを含むため、取り扱いには注意が必要
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