トウヒ

マツ科トウヒ属(Pinaceae Picea)

トウヒの木目テクスチャ

※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。

トウヒの概要

国産の針葉樹で一般名称はトウヒ、マツ科トウヒ属に属し、別名として唐檜およびエゾマツの変種がある。全乾比重は0.41で、中程度の強度を持ち、軽量で耐久性がある構造材として幅広く使用される。色合いは淡い緑色から灰褐色で樹皮は灰褐色。木理は細かく年輪が明瞭で、肌目は滑らか。加工性は良好だが、乾燥時に反りが生じることがあり、接着性も優れている。耐久性は中程度で、腐朽には弱いが適切な処理で使用可能。用途は建築材、家具、工芸品、楽器の材料。また、高湿度環境では劣化しやすいので、取り扱い時は乾燥が重要。

原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。

説明

トウヒ属(学名:Picea)は、マツ科に属する針葉樹であり、主に北半球の温帯から亜寒帯にかけて広がる約40種が存在し、その分布はアジア、ヨーロッパ、北米の広範囲に及び、シベリアやアラスカ、カナダの北極圏からビルマやヒマラヤ、メキシコ北部の高山地帯まで達しており、日本では主に北海道と本州中部の山地帯上部から亜高山帯に見られ、樹形は地域によって異なるものの、いわゆる「クリスマスツリー」型の円錐形を形成し、特に北米の太平洋岸には樹高95メートルになるシトカトウヒが存在するなど、様々な種類が見られる中で、トウヒ属の木材は辺材と心材の区別がつきにくく、淡色心材として認識され、楽器や家具の材料として用いられる一方で、菌根を形成することで菌類と共生し、栄養分吸収の促進や病原微生物の駆除に役立つことから土壌の栄養ネットワーク構築にも寄与し、さらに種子の更新や伏条更新を通じて増殖しうるため、長寿に渡る生育も確認され、例えばスウェーデンには約9500年の古い個体が生存していることが確認されており、シトカトウヒやエンゲルマントウヒ、カナダトウヒなどは木材や楽器用材として高く評価されるとともに、木材加工技術の発展により建築材としての利用も増えており、特にフィエンメ渓谷産のスプルースはヴァイオリンやピアノの響板として需要が高いなど、多岐にわたる利用が行われている。

原産地

国産材

比重

気乾比重: 0.41

強度

中程度の強度で、軽量でありながら耐久性がある構造材として広く使用される

別名、現地名

唐檜、エゾマツ(変種)

色調

淡い緑色から灰褐色、樹皮は灰褐色である

木理と肌目

木理は細かく、年輪がはっきりしている、肌目は滑らか

木材の加工性

切削性は良好だが、乾燥時に反りが生じることがある、接着性も優れている

木材の耐久性

中程度の耐久性、腐朽にはあまり強くないが、適切な処理を施すことで使用可能

用途

建築材、家具、工芸品、楽器の材料に利用される

取り扱い時の注意点

高湿度の環境では劣化しやすいため、取り扱い時は乾燥させることが重要

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