ノウゼンカズラ科ハンドロアンサス属(Bignoniaceae Handroanthus)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
イペ(ラパチョ、タベブヤ)は中南米原産のノウゼンカズラ科ハンドロアンサス属の木材であり、別名はポウイ、パウ・ダルコ、イペ・アマレロです。全乾比重は1.11と非常に高く、極めて高い強度と耐衝撃性を持ち、信頼性のある建材として重宝されています。色合いは黄褐色から濃い茶色で、心材は黒色に近いです。木理は粗く、質感はしっかりとしており年輪が目立ちます。非常に硬いため加工時には注意が必要で、刃物が鈍りやすいです。また、高い耐久性があり、外部使用に適しており、害虫や腐朽にも強いのが特徴です。用途としては家具、デッキ材、建材、ステージの床などがあり、切削時には粉塵が舞いやすくアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、マスクと眼鏡の着用を推奨します。
原産地、比重、加工性、耐久性、用途などの詳しい性質は下の詳細情報に整理しています。
イペ(Handroanthus spp.)、通称ラパチョ、イエローレッパチョ、ピンクラパチョなどはフトモモ科ハンドロアンサス属に属する落葉性高木で、中南米原産の約30種を含む属であり、その中でもHandroanthus impetiginosusやH. lapachoなどは樹高30〜40 mに達して幹径0.8〜1.2 mに成長し、クラゲ状に天に広がる枝と複葉の葉を持ち、冬季から春にかけて濃黄色・ピンク・紫など色鮮やかな大輪花を一斉に咲かせ、南米では公園や街路樹として鑑賞価値および国樹的存在として幅広く植栽されている。
木材は通直な幹からとれる非常に重硬・耐朽性に優れた高級材で、気乾比重は約1,000 kg/m³以上、Janka硬度は3,500 lb/f前後にもなるとされ、デッキ、フローリング、家具、構造材、鉄道枕木など屋外用途に適し、耐虫性も高く海洋ボーラーにも強い一方、加工は硬いため工具を選び、防腐処理や寸法安定性の配慮が必要で、天然染料や幹内薬草としての伝統利用や茶、ハーブ用途もあり、葉や樹皮に抗菌・抗炎症性を含む成分を含むが、その一部成分(ラパコール等)は強力で、妊娠動物において毒性や発育毒、催奇性リスクが確認されているため、食品・医薬用途では慎重な使用が求められている。
商業伐採により熱帯生態系への影響が大きく、個体密度が低い樹種である特性から野生絶滅の危機が懸念されており、IUCNレッドリストではNear Threatenedとされ、CITES IIで規制対象となり、FSC証明材を選ぶなど持続可能な林業管理と保護が強く求められている。
中南米材
気乾比重: 1.11
非常に高い強度で、耐衝撃性に優れ、建材として非常に信頼性がある
ポウイ、パウ・ダルコ、イペ・アマレロ
黄褐色から濃い茶色、心材は黒色に近い
粗い木理で、しっかりとした質感があり、年輪が目立つ
非常に硬い木材であり、切削時に刃物が鈍りやすいため、慎重な取り扱いが必要
高い耐久性を持ち、特に外部での使用に適しており、害虫や腐朽にも強い
家具、デッキ材、建材、ステージの床など
切削時は粉塵が舞いやすく、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、マスクと眼鏡の着用を推奨
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