カキノキ科カキノキ属(Ebenaceae Diospyros)
※ この画像は Dall-E 3 を利用して生成したため、実際と異なる場合があります。
コクタン、またはエボニー(Diospyros spp.)は、カキノキ科カキノキ属に分類される熱帯性常緑高木であり、インドやスリランカをはじめとする南アジアからアフリカにかけて広く分布しており、多様な種類が存在する中で、特にDiospyros ebenum(セイロン・エボニー)は高級木材として古くから世界中で使用され、黒褐色の心材は緻密で重厚、堅固な特徴を持ち、家具から楽器、工芸品に至るまで幅広く利用されているが、成長が遅く資源としての利用に制限があることから、近年では代替品としてエボナイズと呼ばれる染色技術が用いられることもあり、一部の地域では違法伐採の問題が深刻化しているため、ワシントン条約の規制対象となるなど、保護管理が必要とされる木材の一つである。
南洋材
気乾比重: 0.83
非常に高い強度と耐久性を持ち、加工が難しいが仕上がりは素晴らしい
黒檀、エボニー
漆黒から黒褐色の深い色合い
非常に緻密で滑らかな質感、明瞭な木目が特徴
硬くて加工が難しいが、仕上がりが良好で研磨性も優れる
高い耐久性を持ち、腐朽や虫害に強い
高級家具、楽器の部品、仏壇、工芸品
非常に硬いため工具の選定が重要で、木粉や切削時の匂いに注意が必要
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